矯正歯科医院で治療を進める理由

2018年6月5日

矯正歯科治療を受ける場合、3つのタイプの医院から選ぶことになります。

  • 1. 常勤の矯正歯科医が治療を行う矯正専門の歯科医院
  • 2. アルバイトの矯正歯科医が治療を行う一般の歯科医院
  • 3. 矯正歯科医ではない歯科医が治療を行う一般の歯科医院

2または3の医院であっても、自分では治せないと判断して、矯正歯科医院を勧める医師はまだ良いのですが、治っていないにも関わらず「これで治ったよ」「きれいな歯並びになったよ」と言ってしまう医師もいます。患者さんは、医師を信じるしかありません。自分の状態は分からないのです。
他院での診断、治療に疑問や不安を感じて来院する患者さんも少なくありません。結局、改めて正規の値段で治療を行うため、患者さんは倍の費用を払うことになってしまう、そんなことが実際にあるのです。
小児矯正の治療は15歳くらいまでかかります。そのことを知らず、6歳くらいで10~20万円程度の安い矯正歯科治療に手をつけ、時間がたって色々なトラブルが出てくる。9歳とか10歳になって初めて「治せない」と言われることがあるのです。改めて当院で治療したら、その20万円は返ってきません。15歳までの長期間にわたる治療だと告げない医師がいるのが現実です。
だから、最初に契約する医院が大切なのです。15歳までは医院を変われない。そのことを理解して契約してください。もちろん、治すことができず返金をしてくれる医師もいますが、全ての医師がそうとは限りませんし、最初の契約が大切であることに変わりありません。
矯正歯科治療の費用は前受金。私たちは、小児矯正であれば15歳できれいに治っていなかったら債務不履行になると考えます。そこには大きな責任がありますが、そこまで考えずに独学で始める医師がいるのが現状なのです。現在の歯科業界の競争は非常に熾烈です。そこで、利益を求め独学で矯正歯科治療を始める医師はさらに多くなってくることが予想されます。だからこそ、矯正歯科医院で治療を受けることが大切なのです。