他院で矯正歯科治療を行っている方へ

2018年5月10日

歯科医師の診断や治療法が適切か、別の歯科医師に第二の意見を求めるセカンドオピニオン。歯科医師と患者さんの良好な関係のもと、大学病院などに意見を求めることが多いのですが、中には患者さんが疑問、不安を感じて求めることもあります。他院で現在行っている治療や診断に対し、気になる点がある方はご相談ください。

矯正歯科医として最も悲しいのは、セカンドオピニオンに来られる患者さんの数の多さです。
「治療が終わったのですが、もう治っているのですか?」
「このまま治療を続けて治るのですか?」
「幼稚園児なのに、ガチガチに固定する矯正装置が必要でしょうか?」
お子さんの矯正歯科治療に対し、このように感じてセカンドオピニオンを求める親御さんが非常に多いのです。

子どもの矯正歯科治療は時間がかかります。歯並びがきれいになるのには、かなりの年月がかかるのも事実です。疑問や不安を感じても、結果が出るのはまだ先。それでも料金は前払いで発生します。
セカンドオピニオンにより、あらたに治療をすることは可能ですが、再度料金は発声してしまうのです(全額ではありません)。この料金前払い制度がある以上、治療を始める前にセカンドオピニオンを行うべきなのです。複数の話を聞くことも大切です。初期相談の上、十分に比較検討し、慎重に医院を選んでください。
満足のいく確実な治療のためには、日本矯正歯科学会の認定医がいる矯正歯科専門医院をお勧めします。じっくりと考え、矯正歯科治療を始めましょう。