治療にかける想い
矯正歯科治療の本場アメリカでは、必ず矯正歯科医が治療を行います。矯正歯科医以外が矯正歯科治療を行うのは日本だけ。
日本の法律では、歯科医師免許さえ持っていれば「矯正歯科」と標榜することができるのです。
法律で認められている以上、矯正歯科医以外が治療を行っても当然違法ではありません。
でも、矯正治療の専門ではない医師による治療が、果たして安全かつ負担の少ない、良い矯正歯科治療なのでしょうか。
より良い矯正歯科治療のために日本矯正歯科学会という大きな組織が作ったのが認定医制度。
ただ、これがなかなか浸透していないのです。現在日本に10万人いると言われている歯科医師。日本矯正歯科学会の認定医はそのうちの3%しかいません。(2018年1月時点)
認定医になるためには、歯科医師免許取得後、5年間の矯正歯科治療専門トレーニングに専念する必要があります。
歯科治療の中でも最も専門性の高い分野が矯正歯科治療。一般の歯科治療の片手間で習得できるものではありません。
私は、矯正治療の専門トレーニングを積んでいない歯科医師のもとで治療を受けたことで、不幸な思いをする患者さんを少しでも減らしたいと考えています。
矯正歯科専門医院で治療を受けるメリットを伝えることで、少なくとも東海、知多、常滑エリアの患者さんには、より良い治療を受けていただきたいと願い、立ち上げたのがこのサイトです。
太田川矯正歯科クリニックの信念
我々の信念は「患者さんを家族として想うこと」。
実は矯正歯科治療のフィニッシュは医院側にしか決められません。患者さんからすると、信頼する医師に「きれいな噛み合わせになりました」と言われたら、そこには疑問を持たず治療が完了したと受け入れることがほとんどです。もし医院側に甘えがあり、満足のいく結果が出ていなくても「これは良い噛み合わせです」と言ったら、そこで治療は終わってしまうのです。
患者さんが早く矯正装置を外してほしいと言っても「君の噛み合わせはここが悪いから、まだ半年やるよ」と、このように言う医師は信頼ができると思うのです。外したあとのことを考えて、まだ終われないという判断をする。これは信念があるからこそできることだと思います。
自分の家族は、自分が死んだあとの将来も生きていきます。だから、患者さんの治療が終わったあとの生活も考えて治療にあたります。それが「家族として想う」ことだと。私には2歳の娘がいますが、常に「私の娘だったらどうだろうか」と考えながら、治療を行っています。「家族を想う」信念があるから、一般的にはフィニッシュのタイミングでも「あと3カ月待ってください」と伝えることがあります。ありがたいことに「先生についていきます!」と皆さんOKをしてくれるのです。自分の家族と思って治療にあたるからこそ、その信念は伝わるのだと思っています。
治療には絶対の自信があります。そして治療を進める上での信念があります。
矯正歯科治療のことでお悩みの方は、そんな太田川矯正歯科クリニックにご相談ください。どんな些細なことでも親身になって相談にあたります。
矯正歯科医院で治療を進める理由
矯正歯科治療を受ける場合、3つのタイプの医院から選ぶことになります。
- 1. 常勤の矯正歯科医が治療を行う矯正専門の歯科医院
- 2. アルバイトの矯正歯科医が治療を行う一般の歯科医院
- 3. 矯正歯科医ではない歯科医が治療を行う一般の歯科医院
2または3の医院であっても、自分では治せないと判断して、矯正歯科医院を勧める医師はまだ良いのですが、治っていないにも関わらず「これで治ったよ」「きれいな歯並びになったよ」と言ってしまう医師もいます。患者さんは、医師を信じるしかありません。自分の状態は分からないのです。
他院での診断、治療に疑問や不安を感じて来院する患者さんも少なくありません。結局、改めて正規の値段で治療を行うため、患者さんは倍の費用を払うことになってしまう、そんなことが実際にあるのです。
小児矯正の治療は15歳くらいまでかかります。そのことを知らず、6歳くらいで10~20万円程度の安い矯正歯科治療に手をつけ、時間がたって色々なトラブルが出てくる。9歳とか10歳になって初めて「治せない」と言われることがあるのです。改めて当院で治療したら、その20万円は返ってきません。15歳までの長期間にわたる治療だと告げない医師がいるのが現実です。
だから、最初に契約する医院が大切なのです。15歳までは医院を変われない。そのことを理解して契約してください。もちろん、治すことができず返金をしてくれる医師もいますが、全ての医師がそうとは限りませんし、最初の契約が大切であることに変わりありません。
矯正歯科治療の費用は前受金。私たちは、小児矯正であれば15歳できれいに治っていなかったら債務不履行になると考えます。そこには大きな責任がありますが、そこまで考えずに独学で始める医師がいるのが現状なのです。現在の歯科業界の競争は非常に熾烈です。そこで、利益を求め独学で矯正歯科治療を始める医師はさらに多くなってくることが予想されます。だからこそ、矯正歯科医院で治療を受けることが大切なのです。
患者さんと接しているときに大切にしていること
私も過去に矯正歯科治療を受けたことがあります。幸いなことに、治療が終わってから、よく噛める!歯を見せて笑える!という感想を持つことのない、ストレスを感じない治療を受けることができました。
矯正歯科治療は、ものすごく時間のかかる治療です。皆に良い歯並びを手に入れてほしいし、前向きな性格になってほしい。そう思うのですが、長い治療で辛い想いをさせることは嫌なのです。できれば私のように、ストレスを感じない治療を受けてほしい。だから、常日頃から考えているのが「楽しく治療する」ということ。お子さんには、治療期間中に写真を撮って見せるようにしています。結果は本人が1番分かっているから「先生、前歯でかめるようになった~!」と、楽しさや嬉しさを感じて自分から言ってくれるようになるのです。
また、お子さんの矯正歯科治療では本人の意思が重要です。カウンセリングの時点で、しっかりと本人とも会話するようにしています。
当院は、アットホームな雰囲気で皆楽しく仕事をしています。スタッフも含めて笑顔が絶えません。治療を受けた患者さんには、あそこの医院に行って良かった、楽しかったと言ってもらえるように接していきたいと考えています。
もちろん、成人治療の場合は多少の我慢が必要です。それでも、極力ストレスフリーな矯正歯科治療を提供することが大切だと思うのです。
「また行きたい!」「通うのが楽しい!」子どもから大人まで、皆がそう思えるアットホームな雰囲気を目指し、どんな些細なことでも気軽に話せる家族のような存在でいたいと願っています。